2005年 07月 26日
ドレスデン美術館展 |
台風7号上陸前の一時を利用し、国立西洋美術館を訪れる。
流石に今日は空いているだろうとの憶測、絶好の見学日和だからだ。
しかし、好評のこの展覧会、ボクの持つ憶測を共有する人は少なくない、そこそこの見学者に混じって2時間余りを堪能する。
見たかったのは「フェルメール」。
美術書では圧倒的な人気の画家ではあるが、寡作ゆえ、その本物を見るチャンスは数少ない。
学生時代から恋いこがれていた作品にようやっとお目にかかることが出来た。
遠い航海に出ている夫からの手紙であろうか。
窓辺に立つ、若き貿易商の奥方は、柔らかなデルフトの光に包まれている、そこには好ましい寂寥と慎ましさ。
17世紀の富裕な市民たちは、こんな穏やかな空気の中で生活したのだろうか。
by leporello1
| 2005-07-26 15:22
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