2019年 03月 30日
映画・グリーンブック |
確かに、子供の頃のTV番組「ルート66」を思い出させるものがある。
時代も同じだろうか、実在の黒人ピアニストとイタリア人愛妻家のロードムービー。
エスタブリッシュされた黒人と粗野で大食漢、喧嘩っ早い白人という二人。
そんな痴愚はぐな二人がニューヨークからアラバマへの2ヶ月間のコンサート・ツァーでルート66をドライブする。
描かれるのは都市や車窓からの風景というよりは、ピアニストが演奏する南部小都市のホテル、バー、レストラン、小劇場の賑わいと熱狂の連続。
しかし、南部の都市での黒人のホテルはグリーンブック。
功なり名を成したドン・シャリー、まだ差別が習慣化する街での夜は息苦しく、暴力と理不尽な事ばかりが続く毎日だ。
ドラマが進行するとやがてリスペクトすべき人間像が見えてくる。
いや、リスペクトすべきはニューヨークの「コパカバーナ」の用心棒だったトニーかもしれない。
黒人ピアニストのドンとの二人旅の映画が終わった後の話しだが、トニーはニューヨークの高級クラブ「コカパバーナ」の支配人となって活躍する。
by leporello1
| 2019-03-30 15:56
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