2017年 11月 18日
ミサ曲ロ短調 藝大奏楽堂 |
100人を超える声楽科の学生たちによる「バッハのロ短調ミサ曲」。
晩秋の小雨ふる奏楽堂に響きわたるこの日のバッハには吃驚した。
プロテスタントのバッハの「ロ短調」は、モーツァルトの「レクイエム」より繊細、
というイメージを持っていたが、そんなことはない。
今日のバッハはなんといっても学生たちのパワー全開の合唱演奏会、
と言って良いのではないだろうか。
しかし、宗教曲においてカソリックよりプロテスタント好みの愛好者にとって、
室内楽なみの管弦楽の楽しみは捨てがたい。
今日の演奏会ではヤングパワー圧倒されたが、
ファゴット、オーボエ、フルートの静かな響きはいつまでも心に残った。
独唱陣もさすがに人材豊富、特に終曲間際、アルトの野間愛のアニュス・ディは気に入った。
by leporello1
| 2017-11-18 18:25
| music
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