2014年 01月 25日
映画 リーガル・マインド |
今日の試写会もまた女性が主人公。
一人の女性の思考と心情と行動を描いたドラマと言ってしまえば、先週のハンナ・アーレントと全く共通している。
舞台もまた法廷だ。
しかし、今日はアメリカ、子育て中の弁護士ケイトが二つの冤罪に関わる物語。
彼女はかって黒人冤罪被害者を刑務所送りにしてしまったという苦い経験を持つ。
そのストレスからかアルコール依存症、そして夫との離婚、一人娘の養育権も失う。
どん底のケイトは冤罪を訴える同世代の女性受刑者の訴えに瞬順する。
しかし、弁護士としての再起と養育権を取り戻すべく困難な法定に立つ。
真実と虚偽、正義と事実、さらに仕事と子育て、いくつもの狭間をいかに生きるか、テーマは普遍的だ。
ケイトの良き理解者である先輩弁護士ブリッツの言葉がこの映画では大きな意味を持つ。
「あまりにも自分中心すぎるのではないか」。
彼は決してケイトが自己中だと言っているわけではない。
狭間にある時、真実や正義を見極める為には「内なる他者の言葉を聴け」ということだろう。
ブリッツは知っている、ケイトは決して投げない女性であることを。
醜い人間の格闘劇だが、見終われば爽やか。
それはこんな素晴らしい友人の存在があるからだ。
Google Keepから共有
一人の女性の思考と心情と行動を描いたドラマと言ってしまえば、先週のハンナ・アーレントと全く共通している。
舞台もまた法廷だ。
しかし、今日はアメリカ、子育て中の弁護士ケイトが二つの冤罪に関わる物語。
彼女はかって黒人冤罪被害者を刑務所送りにしてしまったという苦い経験を持つ。
そのストレスからかアルコール依存症、そして夫との離婚、一人娘の養育権も失う。
どん底のケイトは冤罪を訴える同世代の女性受刑者の訴えに瞬順する。
しかし、弁護士としての再起と養育権を取り戻すべく困難な法定に立つ。
真実と虚偽、正義と事実、さらに仕事と子育て、いくつもの狭間をいかに生きるか、テーマは普遍的だ。
ケイトの良き理解者である先輩弁護士ブリッツの言葉がこの映画では大きな意味を持つ。
「あまりにも自分中心すぎるのではないか」。
彼は決してケイトが自己中だと言っているわけではない。
狭間にある時、真実や正義を見極める為には「内なる他者の言葉を聴け」ということだろう。
ブリッツは知っている、ケイトは決して投げない女性であることを。
醜い人間の格闘劇だが、見終われば爽やか。
それはこんな素晴らしい友人の存在があるからだ。
Google Keepから共有
by leporello1
| 2014-01-25 17:37
| Movie work
|
Comments(0)