2004年 12月 19日
世界の美術館展 |
展示は建築雑誌の構成そのもの。図面にスケッチ、コメントに模型。26の美術館建築の展示には特別な工夫があるわけではないが、広いスペースにゆったりとしたレイアウトで、とても見やすい。のんびりと一つ一つの美術館を訪ね歩く。気がつくと穏やかな冬の海はすでに夕焼け、あっというまの閉館時間。
テーマは美術館だが、内容は現代の建築状況を知る格好の場。建築ファンあるいは専門家にとっては、興味深く有意義な展覧会。現代建築は、自然あるいは都市とどう関わろうとしているのか、そのいくつかの具体例。あるいは変化しつつある展示の方法や内容に、建築としての美術館はどう対応しようとしているのか。新しい素材や技術・構法に重きを置いた建築。記憶や歴史さらに建築そのものの歴史にまで深く関わった新しい建築デザイン。ポイントは情報社会と言われる現代社会、建築も情報であり、その外部である都市も、内部で展開される企画内容も情報。その狭間に立つ人間はどこで何を体験し、どこに行こうとするのか。展覧会は自分自身を探す旅でもあったように感じられました。そんな感想を持つボクに取って、最も関心の高かかった美術館、それはコールハウスのZKMとリベスキンドのユダヤ博物館。
2005/08/02
gluttonous 素敵な展示があったのですね。私も見たかったな。近代美術館、スペースがゆったりしていていいですよね。私も好きです。
leporello 海が好きで、星が好きで、空を見て歩くのが好きな食いしん坊さん、感想ありがとうございます。 ボクもショウノスケとは友人。葉山は美術館以上に満月が気になります。
2005/08/03
gluttonous お返事をいただき、ありがとうございます!そうです。何より食べること(飲むこと)が一番好きなんです・・・。大倉さんの、お友達でいらっしゃるんですね!次回満月は19日(20日)。週末なので行きたいのですが、出張です・・・(泣)。いつかご一緒できたら嬉しいです。
2005/08/04
leporello 彼と初めて会ったのは表参道・モリハナエビルの裏に会った友人のアトリエ。大倉家の御曹司が突然出奔し、アメリカの砂漠を走り回り帰国した直後のこと。抜き身の短刀のような美しさと優しさ、その印象は今も変わらない。彼はネイティブなインディアンの人たちとの交流をいつまでも熱く話してくれました。
2005/08/05
gluttonous それは素敵なエピソードをお持ちでいらっしゃったのですね。わたくしは、数回満月の夜にお目にかかったのみですが、お声かけてくださったり、鼓を教えてくださったり。少年のようなパッションをもちながら、凛々しい方だなあ、と思っておりましたが。Latinaへ出奔なさったりも、納得です。お話ありがとうございます。
by leporello1
| 2004-12-19 13:22
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