2008年 09月 01日
メディアミックス? |
北京五輪前、部屋の改装に伴って、古い大型テレビを処分した。視聴はスキャナーによるパソコンのみ。結果的にオンデマンドが多くなり、ようやっと、テレビメディアの視聴率戦略から脱出できた。しかし、日々のニュースの確保はやや心もとない。パソコン情報は素人にはインデックスにすぎない。バラエティー化したとはいえ、テレビがないと所詮蚊帳の外。パソコン・ブラウジングは時間がかかり、やはり新聞に頼るしかないようだ。
ゲリラ豪雨に見舞われた一週間だったが、なんと、早明浦ダムは貯水量ゼロ。
現在の日本の政治状況の行き詰まりは「ねじれ」にあるのではなく、与野党共にリーダー不在。ジェラルド・カーチスさんのコラムだ。メッセージも説明も不十分な政治家ばかりのこの国で有権者は誰に投票すれば良いのか。バラエティー化したニュースから政治家を選ばなければならないとしたら、とんでもないリーダーが登場しそうで恐ろしい。新聞は的確な政治家およびその卵の行動情報を日々掲載すべき義務があるように思う。
日本経済の構造はここにきて完全に変革した。資源を輸入、付加価値のある製品に変え外貨を稼ぐ。しかし、この円安容認政策はもはや苦戦つづき、作っても作っても利益はでない。円高容認の生産体制と環境改善。この場合の環境とはエコばかりではなく、人間環境、都市や生活環境の問題だ。
ドイツは42%、イタリア・フランスは30%、東欧諸国は70%、自国天然ガス消費量のロシア依存率だ。グルジア問題の根源はここにある。EU諸国は中央アジアからの天然ガスはロシア経由のパイプラインにより供給されている。グルジアはロシアを迂回するパイプラインの要衝。一方、ポーランド・バルト三国やグルジアのNATO 候補入りを拒否したドイツ・フランスはロシアとこれらの諸国を経由しない新たなパイプライン建設を計画中。これでは、ロシアのグルジア侵攻は当然だ。NATOやEUから見放された旧ソ連小国はロシアの下に戻るしかないだろう。この問題に対し、日本の役割は?今どんなメセージが発信されているのか。外交下手な日本はここでもアメリカ追従、政治家もニューメディアも新聞も、いまのところ報道はあってもメッセージなし、これでは円高容認の経済社会は築けない。
by leporello1
| 2008-09-01 09:40
| news & article
|
Comments(0)