2018年 04月 14日
オペラ・セミラーミデ ロッシーニ |
超絶技巧を持った五人の歌手によるベルカント・オペラ。上映時間は4時間近いのだが、気が付いてみたらアッという間に終わっていた。
初めてだが、その内容は有名、チャンスがあれば日生劇場ででも聞いてみたいと思っていた。
話は単純。バビロニア王女セミラーミデ(アンジェラ・ミード)、王を亡くした彼女は後継を指名する立場にあるが、神の怒りと王の亡霊に悩まされ、悲劇に巻き込まれていく、いや、悲劇を招いたのは彼女自身かもしれない。
王の後継を狙う王族のアッスール(イルダール・アブドラザコフ)、エジプトから帰還した、女王と王女に愛される若きバビロニア軍人アルサーチェ(エリザベス・ドウゥシュング)、さらに王女を愛するインド王イドレーノ(ハヴィエル・カマレナ)、そして高僧オローエ(ライアン・スピード・グリーン)。
こんな豪華なオペラはやはり劇場で、しかし、来日公演はありえない。ニューヨークへと思うが、エアーとホテル代をふくめれば今日のスクリーンの100倍のコストは免れない。
こんな豪華なオペラはやはり劇場で、しかし、来日公演はありえない。ニューヨークへと思うが、エアーとホテル代をふくめれば今日のスクリーンの100倍のコストは免れない。
やはり便利な時代に感謝すべきだ。大画面と館内を轟かすスピーカ音量、現代の第一級の歌手によるの演唱とベニーニが指揮するオーケストラ。久しぶり、十分に満足できるオペラ体験、充実を感じる週末だ。
by leporello1
| 2018-04-14 18:00
| music
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