2017年 05月 21日
芸大弦楽シリーズ ショスタコヴィッチ |
ショスタコヴィッチはほとんど聴いたことなかったが、今日、久しぶり奏楽堂で弦楽シリーズを聴いた。
大昔の高校生時代、この作曲家はまだ健在であり、友人が好きだったこともあり、よく誘われ、文化会館等へ聴きに行った記憶がある。しかし、モーツァルトやバロック好みのボクには、どうも彼のシンフォニーは馴染めない。今でもそうだが、ロシアの音楽家は相性が悪い。いろいろな曲を紹介されることがあるが、YouTubeでは殆ど聴き通す事が出来ない。
今日は違った。理由はわからない。曲目は弦楽八重奏作品11、弦楽四重奏第8番作品110、ピアノ五重奏作品57。どの曲も悲壮感漂う繊細な響きとアンサンブル。この会場での藝大の弦楽は毎度の楽しみだが、今日の三曲で新たな領域が開かれた気がする。
ポイントは多分、食わず嫌い。ロマン派以降でシェンべルク以前の調性のある弦楽は殆どラヴェル中心だったが、生ならばショスタコヴィッチの弦楽も素晴らしい。形容詞ばかりだが、悲壮、苦渋、屈辱が彼の特徴だろうか、その響きはこの年で最近とみに聞こえる諦めなのかも知れない。
大昔の高校生時代、この作曲家はまだ健在であり、友人が好きだったこともあり、よく誘われ、文化会館等へ聴きに行った記憶がある。しかし、モーツァルトやバロック好みのボクには、どうも彼のシンフォニーは馴染めない。今でもそうだが、ロシアの音楽家は相性が悪い。いろいろな曲を紹介されることがあるが、YouTubeでは殆ど聴き通す事が出来ない。
今日は違った。理由はわからない。曲目は弦楽八重奏作品11、弦楽四重奏第8番作品110、ピアノ五重奏作品57。どの曲も悲壮感漂う繊細な響きとアンサンブル。この会場での藝大の弦楽は毎度の楽しみだが、今日の三曲で新たな領域が開かれた気がする。
ポイントは多分、食わず嫌い。ロマン派以降でシェンべルク以前の調性のある弦楽は殆どラヴェル中心だったが、生ならばショスタコヴィッチの弦楽も素晴らしい。形容詞ばかりだが、悲壮、苦渋、屈辱が彼の特徴だろうか、その響きはこの年で最近とみに聞こえる諦めなのかも知れない。
by leporello1
| 2017-05-21 21:38
| music
|
Comments(0)