2010年 04月 08日
斑鳩の道 |
法輪寺からの法隆寺へはクルマなら10分位か、
しかし、今日はのんびり山道をゆく。
ここからは南ではなく、東、右手の坂道を上る。
無粋なゴルフ場への道とおサラバすれば、もうクルマは通れない。
ポカポカ陽気のハイキング、連れはないが、なんとなくこころ楽しい。
ここはいたるところ、かの厩戸皇子の縁の場所だ。
山道を進めば、うぐいすばかり、人の気配が珍しいのか、
その啼きごえは歩み入るごとにますます高まる感じだ。
やがて前方は高台の畑、法隆寺はもう近いはず、
そろそろ塔の姿でも見えないかなと背伸びしながら歩き続ける。
30分も歩いたろうか、道はまた舗装路に出る、
右手は土盛りの堤、左手の小山は古墳のような木立の固まり。
2〜3mほどの堤に上がって、ようやっと見つけた、法隆寺の五重塔。
手前は天満池、木立は斑鳩神社。
正面から春の日を一杯に受け、池の水もまぶしい。
iPhoneカメラで塔の姿を、とチャレンジしたが全く絵にならない。
その場に留まり、しばらく池を前景とした日を浴びる塔を眺めることにした。
堤の上を半周すると法隆寺への降り口あった。
たぶん法隆寺からの参拝客は遠回りする登り口が待ちきれず、
早く塔を見たいと、この堤をよじ上った跡のようだ。
確かにここからは塔はもう目の前だ。
近からず、遠からず、幾重か瓦の波を超えて見れば、
あこがれの斑鳩の塔が毅然たる姿で微笑んでいるようだ。
畑と住宅の間の一本道、ほどなく、この町特有の土色の塀。
やがて右手は西院伽藍。
左手は東院(夢殿)と中宮寺。
観光客の人ごみにまじり、まずは中宮寺の如意輪観音を訪ねることにした。
by leporello1
| 2010-04-08 21:34
| take a walk
|
Comments(1)
Commented
by
lemonodasos at 2010-04-23 04:11
斑鳩と書いて、いかるが、そう読むのがすごいなぁと思います。
こういう地名に感動します。古代人の名前もたくさん好きな名前があります。
昔古代人の女性の名前に非常に憧れたものです。
こういう地名に感動します。古代人の名前もたくさん好きな名前があります。
昔古代人の女性の名前に非常に憧れたものです。
0