2009年 07月 29日
世界ウイグル会議のカーディル議長の記者会見場 |
2009年7月29日午後3時30分:世界ウイグル会議のカーディル議長の記者会見場:産經新聞外信部記者のTwitt
世界ウイグル会議のカーディル議長の記者会見場に入りました。英語で翻訳できるTweetのみなさん、ぜひ、世界に発信してください。重要な記者会見になると思います
今回は、中央大学で非常勤講師をされている水谷尚子さんの主催で、記者会見が開かれます。水谷さんは中国の記者に対して、「私は中国を非常に愛しています。自由な国、日本ではウイグル人の主張が伝わらない」と話しました。ラビアさんと中国側の主張を較べましょうというのが記者会見の趣旨
ラビア:学生たちは、少数民族を大事にしたり、融和政策を訴える政府がなぜ、みてみぬふりをするのかということを訴えるために、デモにでたのです。
ラビア:結局、平和的なデモはすぐに、政府がなかにはいりこませた私服の警察官が暴動をよびかけた。それだけでなく、デモの主導者たちを逮捕し、人々に暴力を訴えてきた。それから、暴力事件に発展したのです。
ラビア:その間に、漢人とウイグル人の暴力が起こるのですが、警察官はこの暴力をほっておいたのです。
ラビア:それから、中国政府の狙いは、現場でのごちゃごちゃをビデオにとっていおいて、ウイグル人がこんなひどいことをやったという証拠を集めていた。現地時間午後9時以降になると、ウルムチ市内で電気が消えた。それから、ウルムチ市内では、銃声が鳴り響きました
ラビア:中国は都合の良い情報しかながしていないのです。死者はほとんど漢人であると言っている。私たちは誰もなくなってほしくない。しかし、大勢の人たちを死亡させた原因は中国共産党にあります。こんなことは望んでいないのです。中国政府はちゃんと事実を公開する責任がある
ラビア:中国が公開している映像や画像は、武器をもっているのは漢人たちです。いまでも、武器をもったウイグル人の姿の写真は公開されていない。武器をもっていない人がたくさんの人を殺せるはずがない
ラビア:中国側の発表はいっさい信じていない。私たちの情報は、ウルムチから1万人以上の人たちが消えている。拘束されたのなら、どこにいるのか?ちゃんと明らかにしてほしい。中国政府は何も言ってくれないのです
ラビア:事件の翌日には、警察が一軒一軒入ってきて、ウイグル人を拘束していった。拘束された人は発表の4000人の数倍はあります。
ラビア:暴動が起きてから、ウイグル人は漢人は被害を与えなかったと言うことはいいません。暴動の最中には、お互いが攻撃し合っていた。平和的なデモを暴動に発展させた責任は、中国当局にあると訴えたいです
ラビア:ウイグルでは、60年代からいろんなデモがあった。どんなカタチであれ、当局は反乱とか暴動とかのレッテルを張り続けている。今回で、デモに出ると言うことは警察に殺されるということを覚悟の上に出る。デモは自殺行為なんです。どうしてもしょうがなかったのです
ラビア:しかし、彼らは自殺行為であることがわかりながら、デモに出たのです。
ラビア:実際には、ここ60年間に、植民地されてきた。ウイグル人の平和な暮らしは、共産党が入ってきてから、奪われたのです
ラビア:ウイグル人には自由な経済活動もできない。宗教も信仰の権利もない。すでに共産党に奪われている。
ラビア:共産党がやってきたことは、農民の土地も、漢人にうけわたす。事実上の軍隊に彼らに引き渡している。ウイグル人をますます、貧困にひきわたしている。
ラビア:ウイグル人たちの生きている権利もうばっている。若い女性たち30万人も上海や北京に就職させる。民族浄化の名目で、あの土地から追い出している。日本人はよくしっていますが、あれは拉致なんです。共産党が拉致しているのです
ラビア:14-25歳のウイグル人の結婚していない女性が30万人以上、強制的に運んでいます。
ラビア:これはまさに、21世紀では考えられないことであるが、中世時代の奴隷貿易と一緒だ。どこの国がこういううふうにおかれれば、反発するのは当然だ。自分の子どもはいかせない、本人がいかないといっても、反政府分子、分裂主義者、テロリストといわれる。
ラビア:ウイグル人を共産党は悪者にしている。われわれは平和をあいする民族です。平和をこわしているのは共産党です。デモは自殺行為だったのです。よっぽどのことがないと怖くてできなかったのに、広東省の事件を訴えようと死を覚悟でデモをしたのです。
ラビア:国際社会はわたしたちがやっている平和的なデモを決して見捨てないと思ったのです。だから、死を覚悟で彼らはデモに参加した。昔だと、ウイグル人の学校がありましたが、名目上の合併で、ウイグル語学校を廃止している。これは民族浄化を狙っているのです。
ラビア:中国がいまやっていることは、ネットを全部遮断していることです。これは世界が真実を知ってしまったら大変だと言うことを中国が思っているのです。だから隠しているのです。そして、整理された段階から、ネットを復帰させるのでしょう
今から、記者の質問にはいります
テレビ朝日の記者:アメリカ政府がウイグル自治区に対して、政府の責任を糾弾してきたが、アメリカ政府は豹変した。この態度をどう思うのか
ラビア:アメリカ政府はとても冷たい。不思議で、失望感を感じています。中国は世界的な不況を利用して、外交を展開して、ウイグル人の弾圧をやっている。ただ、アメリカ政府はこのまま黙っているとは思えない
共同通信の記者が質問:中国政府と対話する用意はありますか?
ラビア:まず、私たちが求めているのは民族の自決権です。自治というのは自治権であり、50年間はカタチだけであり、さんざん偽物であることはわかっています。ダライ・ラマをだまし続けているのと一緒です。国内で、法律にのっとって、自治法を施行してください
ラビア:このことを訴えていた北京大学の教授は、自治法を施行してくださいといっただけです。彼も拘束されています。どこにいるかわからないのです。民族の自決権をもとめます
ラビア:最終的な解決を実現するためには、世界ウイグル会議と中国政府の会談で達成されるのです。その実現を国際社会に働きかけようと思っています。
大紀元時報の記者が質問をしています
司会者から、日本の記者だけに限ると質問を遮ろうとしましたが、大紀源時報の記者は、私たちは日本でも報道していますということを訴えました
大紀源時報の記者の質問はよくわかりませんでした
ラビア:背景にあるのは違います。漢人は自分の好きな言語で、教育をうけるのは可能です。行きたい国にもいけます。しかし、ウイグル人にはできません。ウイグル人を拉致して、安い賃金で働かせるということをやっています。ウイグル人は自由ではないのです。
ラビア:軍が無差別発砲したケースはほとんどないのです。漢人の場合は、公開死刑執行はありません。漢人は7ー15歳までの子どもも強制移住させることはありません。ウイグル人の子どもは強制的に、中国各地に移住させられるのです
ラビア:チベットもそうですが、ウイグルの場合も漢人が入ってきて、いろいろな問題も起こしているのです。自分の祖国では少数民族ではないのです。少数民族にして弾圧しているのが中国の民族問題です。
日本テレビの記者が質問:来日に当たって、中国政府が暴動の扇動者はカーディルであるというDVDを報道陣に配っている
ラビア:わたしはあの事件に関与していません。私がやったというなら、証拠をもってきてほしい。中国側は事件の前日に、ウルムチにいる弟にいれたメールを暴動の宣伝にはならないのです。個人の電話を盗聴しているということなのです。
ラビア:中国がいっている電話とメールの記録ですが、現地にメールはしていない。あれは嘘です。7月4日の電話については、「明日、平和的なデモがある」というような広告があって、弟に電話したのです
ラビア:私の2人の子どもが監獄にいます。だから、盗聴されているので、あまり電話をかけていないのです。しかし、あの広告をみて、弟に確認したくて、電話をしたのです。
ラビア:今回の虐殺事件について、国際社会はだまったままです。日本の国民、政府にこの事件の真相究明に関与してほしいということです
ジャーナリストの長沼さんが質問:日本側との接触の可能性はありますか?東トルキスタンという言葉をカーディルさんは使っていますね。
ラビア:自民党にいってきました。日本政府が現地で調査団を派遣してほしい。虐殺されている人たちの調査をしてほしい。日本政府として、国連に対して、圧力をかけてほしいというお願いをしました。不当な拘束、何も言わずに当局が連れて行く。これをとめること。釈放を要請してほしい
ラビア:ウイグル会議と中国政府の話し合いの場をつくってほしいという要請を中国政府にしてほしい、と日本政府に期待しています。今回の虐殺事件の真相解明に日本政府も本気で携わってほしいと強く希望しています。
佐々木( Twitter)からの希望です。誰か翻訳して世界に訴えてくれませんか?
by leporello1
| 2009-07-29 20:14
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