2009年 04月 17日
北京は遠いか? |
中国河北省の大手紡績企業の従業員数千人が140キロ先の北京に向け歩き始めたとの記事。
しかし、当局は出発後30キロの地点で警察官を投入、阻止したとある。
解説を読むと何とも悲しい、彼らの行動は違法なデモではなく、3日間の北京までの行楽、目的は権力者への叛旗ではなく、腐敗した身近な企業幹部を懲らしめてもらうためのお願い、だそうだ。
しかし、悲しいのは彼らだけだろうか。
民主的な選挙と権力を持つ我々だが、劣悪・劣勢な社会環境の責任は官僚にあり、本来責任を取るベキ、リーダー・政治家・権力者たちは相も変わらず、本来の業務である政治とは無関係な権力闘争のみに明け暮れている。
それを見ているマスコミと選挙民、適切なリーダーシップを探すことなく、似非政治家を告発することもなく、ただただ抗争というゲームを楽しんでいるにすぎない。
かく言う私こそ、悲しむべきだろう、自由な一票がいかに大事であったかに、あまりにも無知であったのだから。
by leporello1
| 2009-04-17 19:42
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